私の家庭は、ほとんどの日本人家庭のようにキリスト教ではありませんでした。そのキリスト教について何もしらない私に、色々と指導をしてくれたのは、聖書クラスをする学校のもと先生でした。
はじめてお会いしたときに、小さくてお上品なおばあちゃん、という印象を抱いたのを覚えています。ある意味におき、彼女は印象通りの方だったといえるのですが…かわいらしいおばあちゃんの印象を覆すような、厳しいこともズバッとおっしゃります。その後、彼女はシスターが本来のお仕事で修道院長もしていた、と知りました。なるほど、それで謎が解けました。
私に対する厳しさは修道院長が、見習いを育てるような教育だったのだ、と。
「あの~先生、世俗にまみれた私に対し、修道院長になっているようですが…」と冗談を言って、二人で笑いあっていた頃がなつかしいです。
彼女が亡くなり、形見分けとし、私は彼女の聖書と聖書クラスのメモをいただきました。これから少しずつ「マザーTの聖書クラスのメモ」とし、ブログにのせていきたいと思います。